【SF漫画】底辺チューバーが宇宙戦争を撮ってみた感想!自己顕示欲と戦争!!

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底辺チューバーが宇宙戦争を撮ってみた 1 (ジャンプコミックス) [ バナーイ ]

価格:660円
(2020/4/12 13:46時点)
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現代風刺とSFのコラボ!!




作品概要
原作:渡辺恒造 作画:バナーイ
主人公の冨士宮神無は横浜に住む底辺動画投稿者(人気のない投稿者)。
突如、自分が住む街がUFOやロボットの襲撃に遭い住民達が次々に殺されていく。
その場面を動画に収め動画サイトにアップしたところ世界中から注目を集めることになる。
さらに視聴者に認められるために危険区域に赴き戦争の様子を間近で撮影する。
この宇宙戦争の真相とは。現代風刺を含んだパニックSFストーリー。






このご時世って国民全員がスクープカメラマンでありメディアであり表現者である時代ですね。
不謹慎な動画しかり、かわいい女の子しかり、衝撃映像しかり。
誰でもSNSに投稿し世界中に拡散することができるし、事務所に所属しなくてもテレビに出なくても自分というものを世界に向けて表現できる時代です。

そんな時代への賛同なのかアンチテーゼなのか。
どちらでもある作品です。

主人公は人気のない動画配信者。現代にはごまんといるような人ですね。
もともと家族の正しい愛を受けずに育ってきた主人公なので、承認欲求が強く育ってしまい、それもあって動画配信者として生きています。
そんな中、自分の住んでる街にUFOが襲ってきて世界がめちゃくちゃになってしまう。
その場面を動画に収め一躍人気者になる主人公
そしてライバル配信者の登場があったり、今後戦争の真相が明かされていくのかといった面白味で構成された漫画ですね。

僕が思うにテーマは自己顕示欲戦争

冒頭でも書いた通り、現代は自己顕示欲を満たしたいという感情が強い時代ですね。
この漫画もその時代に合わせたテーマ。

喧嘩、事故、災害。いろいろな衝撃的な動画がネットに投稿されています。
もし実際にこんな戦争が起きたら、おそらくみんなこの主人公のようにスマホを向けネットへの投稿があふれるでしょう。

日本人の美徳とされる倫理観もどうにかなっちゃいそうですね。
戦争ってのはそういうものまで壊すんだなと思います。

規模を大きすれば不謹慎にもならないって話があって
「1人殺せば人殺し1000人殺せば戦争では英雄」
なんて言いますけどそれに近いものを感じます。

正義と倫理と価値観ってなんだろうって漫画でもありますね。

主人公が、UFOに襲われてる街を見てネタを見つけたと言わんばかりの表情がすごく印象的で
不謹慎と高揚とが混ぜ合わさった表情です。

そして群雄割拠のyoutuber全盛時代。この投稿者の争いも一つの戦争ですね。

そしてもう一つのテーマ、自己顕示欲
人間誰しもが持っているもので、特にネットに情報を提供する人にとってはよく分かる感情だと思います。
僕もこのブログの閲覧数が増えると独りで小躍りするくらいです。
でもそのアクセスがなぜかブラジルからだったりしてよくわからない感情になります。
不正アクセスとかされてなければいいんですが…。

でもこの主人公は戦争の状況を撮影しているだけで自分が何かを成し遂げたわけではないんですよね。
だからなぜか満たされない
承認欲求と満たそうと思うと満たされないという状況。
喉が渇いた時に塩水を飲んでも乾きが癒されないように。

そして承認欲求を満たすために危険な場所に踏み込むようになります。
それは自分が死ぬとは思っていない若者の無謀なのか、自分が死んでも承認欲求を満たそうという狂気なのか。
欲というのは時に生命の枠を超えたところにあったりするのかもしれないですね。

とまぁ(僕なりに頑張って)小難しい文章にしてみましたが、作品自体はそんなに重くなくてポップ寄りです。
少年ジャンプ+で連載されている作品ですからね。
ロボットの攻撃で人間が死んだりもしてますけど、グロさはほとんどなく、人間が死ぬのも不思議な攻撃で粉状になるという設定。
若者の読者に向けた配慮ですね。

この先どういうストーリーになるのか、戦争の真意が明かされるのか。非常に楽しみな作品です!


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